まつおか眼科クリニック「院長ブログ」

2021年05月の日記

最近のワクチン事情〜現場から

5月に入ってようやく、医療従事者のコロナワクチン接種が軌道に乗り、高齢者優先接種の予約が本格化してきました。
弊院でも、医師・看護師が高齢者集団接種に協力をさせて頂きます。

「接種券が届きました!〜70歳代の方」
「予約が取れました!〜80歳代の方」
「3日前に打ってきました!〜90歳代の方」

外来の患者さまからも色々な声が聞かれます。
お若い家族や知人にネット予約してもらう人はスムーズですが、自力で…という人は「受話器握ったまま数時間」と仰っていました。コールセンターの壁は高いようです。

年配の方のお知り合いには「ワクチン予約は済みましたか?」と、聞いてみて下さい。その方がお困りの場合は、少しお手伝いするだけで、ものすごく貢献出来ます。

それと同時に、やはり副反応が怖くて不安が拭いきれない方も多いですね。よく質問や相談を受けます。

副反応で死んでしまうようなものは、大抵接種後の待機中に現れますから、医療機関が助けてくれます。

翌日くらいから出てくる副反応は、基本的に「そのまま様子見」平熱より1.0℃以上の発熱で辛ければアセトアミノフェン系解熱剤の使用でしょう。多いのは、頭痛、発熱、下痢でしょうか。ワクチンの副反応は急に出てくるので「インフルエンザにかかった時みたいな感じ」です。

皆さまご存知のように、初回は殆ど出ず、多くは2回目で反応が出ますが、これは「ワクチンの効果があり、自分の体内でしっかり抗体が作られ始めている証拠」と思って下さい。

一般的に免疫力が弱いとされている高齢者は「そもそも副反応は出にくい」し、ファイザー社で開発された2種類のワクチンの内「より高齢者の副反応が少なかった方が製品化されている」ので、安心材料になると思います。

私は6月中旬に2回目の接種予定ですが、強い副反応が出たら「まだまだ身体が若い!」と、返って喜ぶと思います(^-^)笑笑

注意すべき人は
・そもそもアレルギー反応の強い人
・アナフィラキシーの既往がある人
の他に
・初回接種で熱が上がった人の2回目(副反応が数日間続く事があります)

これに該当しない人でも2回目接種の翌日は、副反応が出るのは想定内なので、いざとなったら寝込めるように『少なくとも翌日は仕事を含め、何も計画を入れない No plan day にした方が良い』と思います。多くの人は20時間程度で回復します。
お若い方は免疫力強く、副反応もしっかり出ますので、翌朝何でもなくても、大事をとった方が良いですよ。
来るべきワクチン接種時の参考になさって下さい。

アメリカでは予防接種が済んだらマスク不要と言われていますが、100%の感染予防を目指すなら、やはりマスクは不可欠と考えます。

梅雨に入っても、夏暑くなっても、換気のための「窓開け」は継続します。どうぞ安心してお出で下さい。

2021.5.22[Sat]

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