コロナとの日常に向けて
昨日、令和5年3月13日から、マスクの強い推奨が無くなりましたね。
5類感染症へ移行する前、卒業シーズンのうちにスタートしました。
医療機関に於いては、今も「マスク着用を推奨」とされていますが、
普段の生活を今後 皆さんは、どうしますか?
当院では、ビフォー・コロナからずっと
「職員はマスク・手袋着用で、患者様に触れる前に手のアルコール消毒」
「患者様のお顔が触る器械もアルコール消毒」を行ってきました。
これに関しては、これからも変わらず継続いたします。
マスク装着の目的は
・他人から病原体を貰わない事
もありますが、何より大切なのは
・感染してるけど元気な自分から、免疫機能の弱い方へ病原体を渡さない事
と考えます。
私たちは、お出でになる患者様に、今後も愛と思いやりを差し上げます。
5類感染症へ移行する前、卒業シーズンのうちにスタートしました。
医療機関に於いては、今も「マスク着用を推奨」とされていますが、
普段の生活を今後 皆さんは、どうしますか?
当院では、ビフォー・コロナからずっと
「職員はマスク・手袋着用で、患者様に触れる前に手のアルコール消毒」
「患者様のお顔が触る器械もアルコール消毒」を行ってきました。
これに関しては、これからも変わらず継続いたします。
マスク装着の目的は
・他人から病原体を貰わない事
もありますが、何より大切なのは
・感染してるけど元気な自分から、免疫機能の弱い方へ病原体を渡さない事
と考えます。
私たちは、お出でになる患者様に、今後も愛と思いやりを差し上げます。
(2023.3.14[Tue])
ヘアードネーションしました。
大変ご無沙汰していました。
ようやく新型コロナが5類感染症になりますね。
命が完了した後、移植できる臓器は全て使って欲しいと願う私なので、「生きているうちに提供できるなんて、最高!」と、このコロナ禍に髪を伸ばし続け…
髪が人生最長になって、ようやく長い髪の扱いに慣れましたが、色々もはや限界に至り
2月5日、一粒万倍日に切りました。
出来るだけ長い髪を寄付したくて、自分でドネーション・カット、近くの床屋さんで剃髪!そして今は尼僧のようです。
外来では患者様を驚かす事の無いように、明るめのウィッグ(かつら)を着用したら、女性の患者様には概ね好評の様です。
この数日で1〜2o伸びているので、数か月以内には、ベリーショートに出来るでしょう。
40歳の頃、ストレスで睫毛と鼻毛以外 全て抜けてしまい、1年半で復活した経験を持つ私、カツラのありがたみは痛いほど解ります。
今後は、自分の為だけに髪を伸ばし、ドネーション組織には寄付金を送ります。
https://www.jhdac.org/charity.html
ようやく新型コロナが5類感染症になりますね。
命が完了した後、移植できる臓器は全て使って欲しいと願う私なので、「生きているうちに提供できるなんて、最高!」と、このコロナ禍に髪を伸ばし続け…
髪が人生最長になって、ようやく長い髪の扱いに慣れましたが、色々もはや限界に至り
2月5日、一粒万倍日に切りました。
出来るだけ長い髪を寄付したくて、自分でドネーション・カット、近くの床屋さんで剃髪!そして今は尼僧のようです。
外来では患者様を驚かす事の無いように、明るめのウィッグ(かつら)を着用したら、女性の患者様には概ね好評の様です。
この数日で1〜2o伸びているので、数か月以内には、ベリーショートに出来るでしょう。
40歳の頃、ストレスで睫毛と鼻毛以外 全て抜けてしまい、1年半で復活した経験を持つ私、カツラのありがたみは痛いほど解ります。
今後は、自分の為だけに髪を伸ばし、ドネーション組織には寄付金を送ります。
https://www.jhdac.org/charity.html
(2023.2.8[Wed])
デルタΔ株の脅威
オリンピック開催と関係が有るのか無いのか?感染者数の急増化、妙に不安を煽るような新型コロナウイルスに関する連日の報道、今までお利口に感染症防止対策に努めてきた人々も疲弊してきています。
そこへデルタΔ株の勢力拡大により、前は「何となく感染防止」で大丈夫だった人が次々に感染者になってしまう…
ワクチン接種で誰を優先とするべきか?
ワクチンの量は十分あるのか?
そもそもワクチン開始が遅かった?
ワクチン行政の様々な問題、課題は現在進行形ですが、今 判っていることを正しく理解した上で敵を認識し、正しく怖れ、予防する…感染症対策の基本のキですが、これが難しい。
長野県茅野市、諏訪中央病院の玉井道裕先生がお書きになった
「新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書〜デルタ株編〜」
https://www.city.chino.lg.jp/uploaded/attachment/20034.pdf
をご紹介します。
平易な表現で、挿絵キャラクターも可愛く、多くの方々の理解が深まると思います。
この説明書には「今、重症化して入院してる人の97%はワクチンを接種していない人」とあります。
そのほかにも茅野市のホームページには「ワクチン編」等、沢山のバージョンが掲載されています。
新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書 - 茅野市ホームページ (chino.lg.jp)
情報の整理に眺めてみてはいかがでしょうか?
当院では今まで「換気第一、安全確保」に努めてきましたが、それを見える化し、客観的に評価するために換気の指標として二酸化炭素CO2濃度測定器を導入しました。
外気がおよそ410〜430ppmで、室内で1200ppmを超えると換気推奨の為にアラームが鳴ります。
院内のあちこちで測定していますが、患者様が集まる待合室が550ppm程度、診察室の隅では650ppm、あまり換気が出来ない手術室でも800ppmが上限でした。
これは「全ての窓を開けての換気作戦」が奏功している証拠。今後も続けてまいりますので、どうぞ安心してお出で下さい。
そこへデルタΔ株の勢力拡大により、前は「何となく感染防止」で大丈夫だった人が次々に感染者になってしまう…
ワクチン接種で誰を優先とするべきか?
ワクチンの量は十分あるのか?
そもそもワクチン開始が遅かった?
ワクチン行政の様々な問題、課題は現在進行形ですが、今 判っていることを正しく理解した上で敵を認識し、正しく怖れ、予防する…感染症対策の基本のキですが、これが難しい。
長野県茅野市、諏訪中央病院の玉井道裕先生がお書きになった
「新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書〜デルタ株編〜」
https://www.city.chino.lg.jp/uploaded/attachment/20034.pdf
をご紹介します。
平易な表現で、挿絵キャラクターも可愛く、多くの方々の理解が深まると思います。
この説明書には「今、重症化して入院してる人の97%はワクチンを接種していない人」とあります。
そのほかにも茅野市のホームページには「ワクチン編」等、沢山のバージョンが掲載されています。
新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書 - 茅野市ホームページ (chino.lg.jp)
情報の整理に眺めてみてはいかがでしょうか?
当院では今まで「換気第一、安全確保」に努めてきましたが、それを見える化し、客観的に評価するために換気の指標として二酸化炭素CO2濃度測定器を導入しました。
外気がおよそ410〜430ppmで、室内で1200ppmを超えると換気推奨の為にアラームが鳴ります。
院内のあちこちで測定していますが、患者様が集まる待合室が550ppm程度、診察室の隅では650ppm、あまり換気が出来ない手術室でも800ppmが上限でした。
これは「全ての窓を開けての換気作戦」が奏功している証拠。今後も続けてまいりますので、どうぞ安心してお出で下さい。
(2021.9.4[Sat])
東京都に4回目の「緊急事態宣言発令」
埼玉県の「マンボウ」も延長されましたが、この界隈の高齢者のワクチン接種に終わりが見えてきました。希望なさる方は、今月半ば迄には1回目を接種できるようです。自院でワクチン接種が行えない分、ほぼ毎週の日曜日に「朝霞市ワクチン集団接種」のお手伝いに、看護師と一緒に行っていますので、とても嬉しいです。
最近話題に上る案件
・医療従事者だって、接種を受けない自由がある
・若い人はコロナに感染したって殆ど無症状で済むんだから、副反応が出やすいワクチンを受けるのはバカバカしい
・コロナに罹れば、ワクチンを打ったのと同じ
・コロナ ワクチンをすると、不妊になるらしい
・子供にワクチン接種って、大丈夫なの?
・変異株に効きにくいワクチンを打つ意味ってあるのか?
これらを目にしたら『ワクチンの本当の話』をしたくなりました。
今、日本で接種が行われている二種類は、どちらも「m-RNAワクチン」です。開発はとてもスピーディーでしたが、ずっと前から研究されていたものでしたから、初めてで怖さはあるけれど、非常に優れているワクチンです。皆さま御存じ「スパイク蛋白」を作る為だけの遺伝子全部が入っていて、非常に不安定…強い振動、普通の冷凍でも壊れてしまう。我々の体にワクチンが入ると、我々の細胞に取り込まれ、その細胞が効率よく「スパイク蛋白」を作る。それを免疫細胞がキャッチして抗体を新たに作る。この過程で使われた「m-RNA」や、「m-RNAを取り込んでスパイク蛋白を作らされた細胞」は数日で速やかに代謝され、アミノ酸等になります。そして、体には次に本物のコロナウイルスが入って来た時に素早く抗体を産生するための記憶「中和抗体」だけが残る。…これがワクチンの効果です。
その稀弱性ゆえに、ワクチンは体内のほかの部位に移動する間もなく、その場で短期間に代謝されてしまいます。だから、精巣や卵巣・子宮までたどり着かない。
コロナウイルスに感染した時の抗体産生システムは、スパイク蛋白以外にウイルスのほかの部分もバラバラになったものに対して免疫細胞が反応するので、非常に効率が悪い。よって、コロナウイルスのスパイク蛋白に対する抗体の割合が減るので「自然感染者の方が感染防御に有効な中和抗体値が低い」と言う事が起きます。
コロナウイルスの変異は非常に早く、スパイク蛋白のごく一部が変化します。彼らが生き延びるのに より有利に変異できると広まっていきます。今回のワクチンはスパイク蛋白の「全コード」が入っているので、遺伝子が総取り換えにならない限り、効果は少し弱まっても続きます。現在恐れられているデルタ株は、ワクチン接種後も感染の可能性は従来より少し高まりますが、重症化はほとんどなく、ワクチンの当初の目的は十分達成されています。
インド型のデルタ株は若い人が罹っても重症化しやすく、恐れるべき存在です。
コロナウイルス感染の後遺症として、沢山の報告が上がっています。
・倦怠感、脱力
・睡眠障害
・頭髪の脱毛
・味覚、嗅覚の異常
・動悸、関節痛、食欲不振
・精子数の減少
・ED(勃起障害)etc.
怖いのは「これらは決して重症者だけでなく中等症・軽症患者でも起こっている」と言う事です。
確かに若い人がコロナに感染した場合、無症状の事が多く、でもウイルスは排出しますから、知らないうちに他人に移します。
ワクチン接種後の感染では、ウイルスの排出量が半分以下に減り、他人に非常に移しにくくなります。
これが、医療従事者だったらどうでしょうか?医療施設に来る、体の弱った相手に移しやすい人が働いているとしたら… 私だったら、高齢の親や、かわいい子供をそんな施設には連れて行きたくありません。
私自身はワクチンについても色々調べ、学びましたので不安はありませんでしたが「現場に立つ一医療人としての役割」として、ワクチン接種を受けました。
当院で働くスタッフも、よく理解してくれていて、全員接種を終え2週間経っています。
そして、全員が2週間経ったこの7月5日(月)から『スタッフルームではマスクを外して過ごして良い』ことにしました。
高齢者のワクチン接種者が増えれば「死亡率・重症化が減る」
若い人のワクチン接種者が増えれば「感染者数が減る」のです。
アレルギーがあったり、病気によってワクチン接種が出来ない人が受けないのは仕方ないです。でも、出来るだけ多くの人がワクチン接種をしなければ、今の窮屈で不便・不安な状況は続く…と言う事を、自由を取り戻したい若い人にこそ解って頂きたいと思っています。
単身者・独居の若い人が、『ワクチン接種後の副反応が出たらどうしよう…』と不安がっている、という話を聞きました。確かに若い人の方が出やすく、より重い傾向にあります。ただ、本当に重症の「死んでしまいそうな」副反応は通常30分程度で出てきますし、それ以降に出てくる副反応の多くは「頭痛、発熱」辛ければ市販の解熱鎮痛剤、何を使っても大丈夫です。以前のブログでは「アセトアミノフェン」と書きましたが、コロナに罹ったわけではなく、原因がワクチンですので、他の薬でも安心して使って下さい。熱が出ても水が飲めて食べられて、辛くなければ、そのまま様子をみるのもアリです。1〜2日籠れる様に食材を買い込んで臨んで下さい。
その際、職場や学校では、「ワクチン接種の翌日を公休にする」もしは「休みの前日に接種を受けてもらう」「業務に支障ないように分散して計画する」配慮が必要です。
長い人は2〜3日かかる場合もありますから、職場や学校はその心構えも必要です。
現在、米ファイザー社は6ヶ月〜11歳に対する研究が進行中ですので、近い将来 もっと小さい子ども達も接種券を受け取ることになるでしょう。それが済めば、彼らは小学校や幼稚園・保育園に苦しいマスクを装着せずに、また通えるようになるのです。学校の各所に置かれたアルコール消毒液を頻回に使用するために、手荒れがひどく、アトピー性皮膚炎が悪化している子もいますので、私は子供へのワクチンにも期待しています。
今までの「新型コロナワクチン接種」で後れを取ってしまった日本が、オリンピック / パラリンピックを控えているにもかかわらず、直前に緊急事態宣言発令となってしまった事、さぞかし無念であろうと推測されます。
が、米英と同時期にワクチン接種が始まらなかった時点で、とても間に合わず、こうなることは想定内でした。
過去にもあった、ワクチンの副反応に過敏になって、なかなか承認が進まない、自国の医師からも「ワクチン後進国」と言われる日本です。
余談ですが、残念ながら現状が続けば、子宮頸がんで若い女性が亡くなる先進国は、そのうち日本だけになるでしょうね。
インフルエンザ同様、新型コロナウイルスと共生するために、今回のワクチン接種が活かされることを心から願っています。
最近話題に上る案件
・医療従事者だって、接種を受けない自由がある
・若い人はコロナに感染したって殆ど無症状で済むんだから、副反応が出やすいワクチンを受けるのはバカバカしい
・コロナに罹れば、ワクチンを打ったのと同じ
・コロナ ワクチンをすると、不妊になるらしい
・子供にワクチン接種って、大丈夫なの?
・変異株に効きにくいワクチンを打つ意味ってあるのか?
これらを目にしたら『ワクチンの本当の話』をしたくなりました。
今、日本で接種が行われている二種類は、どちらも「m-RNAワクチン」です。開発はとてもスピーディーでしたが、ずっと前から研究されていたものでしたから、初めてで怖さはあるけれど、非常に優れているワクチンです。皆さま御存じ「スパイク蛋白」を作る為だけの遺伝子全部が入っていて、非常に不安定…強い振動、普通の冷凍でも壊れてしまう。我々の体にワクチンが入ると、我々の細胞に取り込まれ、その細胞が効率よく「スパイク蛋白」を作る。それを免疫細胞がキャッチして抗体を新たに作る。この過程で使われた「m-RNA」や、「m-RNAを取り込んでスパイク蛋白を作らされた細胞」は数日で速やかに代謝され、アミノ酸等になります。そして、体には次に本物のコロナウイルスが入って来た時に素早く抗体を産生するための記憶「中和抗体」だけが残る。…これがワクチンの効果です。
その稀弱性ゆえに、ワクチンは体内のほかの部位に移動する間もなく、その場で短期間に代謝されてしまいます。だから、精巣や卵巣・子宮までたどり着かない。
コロナウイルスに感染した時の抗体産生システムは、スパイク蛋白以外にウイルスのほかの部分もバラバラになったものに対して免疫細胞が反応するので、非常に効率が悪い。よって、コロナウイルスのスパイク蛋白に対する抗体の割合が減るので「自然感染者の方が感染防御に有効な中和抗体値が低い」と言う事が起きます。
コロナウイルスの変異は非常に早く、スパイク蛋白のごく一部が変化します。彼らが生き延びるのに より有利に変異できると広まっていきます。今回のワクチンはスパイク蛋白の「全コード」が入っているので、遺伝子が総取り換えにならない限り、効果は少し弱まっても続きます。現在恐れられているデルタ株は、ワクチン接種後も感染の可能性は従来より少し高まりますが、重症化はほとんどなく、ワクチンの当初の目的は十分達成されています。
インド型のデルタ株は若い人が罹っても重症化しやすく、恐れるべき存在です。
コロナウイルス感染の後遺症として、沢山の報告が上がっています。
・倦怠感、脱力
・睡眠障害
・頭髪の脱毛
・味覚、嗅覚の異常
・動悸、関節痛、食欲不振
・精子数の減少
・ED(勃起障害)etc.
怖いのは「これらは決して重症者だけでなく中等症・軽症患者でも起こっている」と言う事です。
確かに若い人がコロナに感染した場合、無症状の事が多く、でもウイルスは排出しますから、知らないうちに他人に移します。
ワクチン接種後の感染では、ウイルスの排出量が半分以下に減り、他人に非常に移しにくくなります。
これが、医療従事者だったらどうでしょうか?医療施設に来る、体の弱った相手に移しやすい人が働いているとしたら… 私だったら、高齢の親や、かわいい子供をそんな施設には連れて行きたくありません。
私自身はワクチンについても色々調べ、学びましたので不安はありませんでしたが「現場に立つ一医療人としての役割」として、ワクチン接種を受けました。
当院で働くスタッフも、よく理解してくれていて、全員接種を終え2週間経っています。
そして、全員が2週間経ったこの7月5日(月)から『スタッフルームではマスクを外して過ごして良い』ことにしました。
高齢者のワクチン接種者が増えれば「死亡率・重症化が減る」
若い人のワクチン接種者が増えれば「感染者数が減る」のです。
アレルギーがあったり、病気によってワクチン接種が出来ない人が受けないのは仕方ないです。でも、出来るだけ多くの人がワクチン接種をしなければ、今の窮屈で不便・不安な状況は続く…と言う事を、自由を取り戻したい若い人にこそ解って頂きたいと思っています。
単身者・独居の若い人が、『ワクチン接種後の副反応が出たらどうしよう…』と不安がっている、という話を聞きました。確かに若い人の方が出やすく、より重い傾向にあります。ただ、本当に重症の「死んでしまいそうな」副反応は通常30分程度で出てきますし、それ以降に出てくる副反応の多くは「頭痛、発熱」辛ければ市販の解熱鎮痛剤、何を使っても大丈夫です。以前のブログでは「アセトアミノフェン」と書きましたが、コロナに罹ったわけではなく、原因がワクチンですので、他の薬でも安心して使って下さい。熱が出ても水が飲めて食べられて、辛くなければ、そのまま様子をみるのもアリです。1〜2日籠れる様に食材を買い込んで臨んで下さい。
その際、職場や学校では、「ワクチン接種の翌日を公休にする」もしは「休みの前日に接種を受けてもらう」「業務に支障ないように分散して計画する」配慮が必要です。
長い人は2〜3日かかる場合もありますから、職場や学校はその心構えも必要です。
現在、米ファイザー社は6ヶ月〜11歳に対する研究が進行中ですので、近い将来 もっと小さい子ども達も接種券を受け取ることになるでしょう。それが済めば、彼らは小学校や幼稚園・保育園に苦しいマスクを装着せずに、また通えるようになるのです。学校の各所に置かれたアルコール消毒液を頻回に使用するために、手荒れがひどく、アトピー性皮膚炎が悪化している子もいますので、私は子供へのワクチンにも期待しています。
今までの「新型コロナワクチン接種」で後れを取ってしまった日本が、オリンピック / パラリンピックを控えているにもかかわらず、直前に緊急事態宣言発令となってしまった事、さぞかし無念であろうと推測されます。
が、米英と同時期にワクチン接種が始まらなかった時点で、とても間に合わず、こうなることは想定内でした。
過去にもあった、ワクチンの副反応に過敏になって、なかなか承認が進まない、自国の医師からも「ワクチン後進国」と言われる日本です。
余談ですが、残念ながら現状が続けば、子宮頸がんで若い女性が亡くなる先進国は、そのうち日本だけになるでしょうね。
インフルエンザ同様、新型コロナウイルスと共生するために、今回のワクチン接種が活かされることを心から願っています。
(2021.7.8[Thu])
最近のワクチン事情〜現場から
5月に入ってようやく、医療従事者のコロナワクチン接種が軌道に乗り、高齢者優先接種の予約が本格化してきました。
弊院でも、医師・看護師が高齢者集団接種に協力をさせて頂きます。
「接種券が届きました!〜70歳代の方」
「予約が取れました!〜80歳代の方」
「3日前に打ってきました!〜90歳代の方」
外来の患者さまからも色々な声が聞かれます。
お若い家族や知人にネット予約してもらう人はスムーズですが、自力で…という人は「受話器握ったまま数時間」と仰っていました。コールセンターの壁は高いようです。
年配の方のお知り合いには「ワクチン予約は済みましたか?」と、聞いてみて下さい。その方がお困りの場合は、少しお手伝いするだけで、ものすごく貢献出来ます。
それと同時に、やはり副反応が怖くて不安が拭いきれない方も多いですね。よく質問や相談を受けます。
副反応で死んでしまうようなものは、大抵接種後の待機中に現れますから、医療機関が助けてくれます。
翌日くらいから出てくる副反応は、基本的に「そのまま様子見」平熱より1.0℃以上の発熱で辛ければアセトアミノフェン系解熱剤の使用でしょう。多いのは、頭痛、発熱、下痢でしょうか。ワクチンの副反応は急に出てくるので「インフルエンザにかかった時みたいな感じ」です。
皆さまご存知のように、初回は殆ど出ず、多くは2回目で反応が出ますが、これは「ワクチンの効果があり、自分の体内でしっかり抗体が作られ始めている証拠」と思って下さい。
一般的に免疫力が弱いとされている高齢者は「そもそも副反応は出にくい」し、ファイザー社で開発された2種類のワクチンの内「より高齢者の副反応が少なかった方が製品化されている」ので、安心材料になると思います。
私は6月中旬に2回目の接種予定ですが、強い副反応が出たら「まだまだ身体が若い!」と、返って喜ぶと思います(^-^)笑笑
注意すべき人は
・そもそもアレルギー反応の強い人
・アナフィラキシーの既往がある人
の他に
・初回接種で熱が上がった人の2回目(副反応が数日間続く事があります)
これに該当しない人でも2回目接種の翌日は、副反応が出るのは想定内なので、いざとなったら寝込めるように『少なくとも翌日は仕事を含め、何も計画を入れない No plan day にした方が良い』と思います。多くの人は20時間程度で回復します。
お若い方は免疫力強く、副反応もしっかり出ますので、翌朝何でもなくても、大事をとった方が良いですよ。
来るべきワクチン接種時の参考になさって下さい。
アメリカでは予防接種が済んだらマスク不要と言われていますが、100%の感染予防を目指すなら、やはりマスクは不可欠と考えます。
梅雨に入っても、夏暑くなっても、換気のための「窓開け」は継続します。どうぞ安心してお出で下さい。
弊院でも、医師・看護師が高齢者集団接種に協力をさせて頂きます。
「接種券が届きました!〜70歳代の方」
「予約が取れました!〜80歳代の方」
「3日前に打ってきました!〜90歳代の方」
外来の患者さまからも色々な声が聞かれます。
お若い家族や知人にネット予約してもらう人はスムーズですが、自力で…という人は「受話器握ったまま数時間」と仰っていました。コールセンターの壁は高いようです。
年配の方のお知り合いには「ワクチン予約は済みましたか?」と、聞いてみて下さい。その方がお困りの場合は、少しお手伝いするだけで、ものすごく貢献出来ます。
それと同時に、やはり副反応が怖くて不安が拭いきれない方も多いですね。よく質問や相談を受けます。
副反応で死んでしまうようなものは、大抵接種後の待機中に現れますから、医療機関が助けてくれます。
翌日くらいから出てくる副反応は、基本的に「そのまま様子見」平熱より1.0℃以上の発熱で辛ければアセトアミノフェン系解熱剤の使用でしょう。多いのは、頭痛、発熱、下痢でしょうか。ワクチンの副反応は急に出てくるので「インフルエンザにかかった時みたいな感じ」です。
皆さまご存知のように、初回は殆ど出ず、多くは2回目で反応が出ますが、これは「ワクチンの効果があり、自分の体内でしっかり抗体が作られ始めている証拠」と思って下さい。
一般的に免疫力が弱いとされている高齢者は「そもそも副反応は出にくい」し、ファイザー社で開発された2種類のワクチンの内「より高齢者の副反応が少なかった方が製品化されている」ので、安心材料になると思います。
私は6月中旬に2回目の接種予定ですが、強い副反応が出たら「まだまだ身体が若い!」と、返って喜ぶと思います(^-^)笑笑
注意すべき人は
・そもそもアレルギー反応の強い人
・アナフィラキシーの既往がある人
の他に
・初回接種で熱が上がった人の2回目(副反応が数日間続く事があります)
これに該当しない人でも2回目接種の翌日は、副反応が出るのは想定内なので、いざとなったら寝込めるように『少なくとも翌日は仕事を含め、何も計画を入れない No plan day にした方が良い』と思います。多くの人は20時間程度で回復します。
お若い方は免疫力強く、副反応もしっかり出ますので、翌朝何でもなくても、大事をとった方が良いですよ。
来るべきワクチン接種時の参考になさって下さい。
アメリカでは予防接種が済んだらマスク不要と言われていますが、100%の感染予防を目指すなら、やはりマスクは不可欠と考えます。
梅雨に入っても、夏暑くなっても、換気のための「窓開け」は継続します。どうぞ安心してお出で下さい。
(2021.5.22[Sat])